2015年6月29日月曜日

『かならず かならず』と共に

教員、指導者の皆様や編集に関わる方々、講演や審査にお伺いした先々で拙作『かならず かならず』(教育芸術社刊)を歌ってくださっている旨の嬉しいご報告を頂きありがとうございます。
また、jasracの文書からも多くの場面で歌われていることが分かり、本当に『かならず かならず』は元気にやってるなぁ、、と、しみじみと作った頃のこと、初めて油面小学校の皆さんの演奏を聴いて、先生や団員の皆さんの前で涙が止まらなかったことなどをじんわり思い出したりしています。

歌って頂けることはなんて幸せなことでしょう

歌われているのは、クラスの『今月の歌』や音楽朝会でのひとコマ、地域の高齢者向け施設への訪問での歌のプレゼントなど、作り手の予想を越えた旅を続けているようです。
そんないろいろなお便りを見聞きしているうちに、自分も今一度『かならず かならず』を歌いそして、『かならず かならず』の風景をもっともっと知りたいと思います。そこで、新たなヴァージョンのトラックを作りました。
折々に、気軽に、元気に、つぶやくように。。。。どんな場面で、どんな気持ちの時に、どんなタイミングの時、この歌が一緒に居るのか想像しています。

サンプルの音源を載せてみました。もしご興味をお持ちいただけまたらメッセージでお知らせください(*を@マークに変えてください)。フルサイズの音源をご提供いたします。
なにかのカタチで歌の場面を拝見、拝聴できたら幸いです。動画も大歓迎です。


これからも『かならず かならず』に、助けられたり励まされたりしながら、新たなチャレンジも含めて進んでいきたいと思います。

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2015年6月20日土曜日

『アーカイブス;影山円(Madoka Kageyama) "星をあげる"』

配信、投稿動画、オンデマンド、生中継動画など、インターネットの普及で一昔前にくらべると、作品を発信するカタチもさまざまになりました。
そういったツールで自分にもできることに加え、webを管理してくださる方のご協力を頂いて、これまで制作した作品であまり広く公開できなかったものなどを、少しずつアーカイブとして改めて残しておく作業を始めました。
作業をしながら音楽的にも気持ち的にも、もう一度その作品と向き合うことがいろいろ気付かせてくれています。
最初に取りかかったのは影山円の歌う『星をあげる』です。
録音をしたのはもう何年も前ですが、あれこれ話し合いながら何曲も制作をしていた時期があります。
現在は海外に居を移している彼女ですが、年月を経てまた新たな表情やパフォーマンスを届けてくれる日が待たれます。



2015年6月15日月曜日

『下成佐登子さんの新曲』

ポプコン(ヤマハポピュラーソングコンテスト)と聞いて懐かしさに包まれる年代の方もいらっしゃると思います。
当時ポプコンとリンクした音楽番組『コッキーポップ』は、私の大好きな番組でした。
テレビとラジオ両方で放送があり、自作自演、シンガーソングライター、オリジナル、、、という世界を知る刺激的なプログラムでした。
夢中になって聴いた何人かのアーティストさんの中のおひとり下成佐登子さん(ご本名 亀田佐登子さん)が新譜『ETERNITY』『エール』をリリースされました。

およそ35年前、『コッキーポップ』に佐登子さんが出演される回を心待ちにして、耳コピをくり返して弾き語りの真似ごとをくり返しました。
デビュー曲の『秋の一日』の切ない歌詞と細かい譜割りが透き通る歌声と重なって、何度聴いても新鮮でした。
何十年後にインターネットというツールのおかげで、憧れだったアーティストさんを近くに感じることができるなんて、もちろん当時の自分には想像もできなかったことです。

CP80(YAMAHA CPシリーズ)に憧れて(八神純子さんは特注の白を弾いていた)、でも、高校生の自分にはもちろん買えず超廉価モデルのCP20をローンで買い、見よう見まねであれこれ弾いていた頃から約35年。月並みな言い方ですが遠い日でありながら、でも鮮やかに思い出されます。
佐登子さん、リリースおめでとうございます。コッキーポップでのご出演を心待ちにしていたように、これからの発信も楽しみにしております。

素敵な色合いのジャケットデザインです

約35年前に制作のバンドのデモテープ。(よくなくさなかった!)


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2015年6月12日金曜日

『かならず かならず』の風景

拙作同声二部『かならず かならず』(教育芸術社刊/『光る夏』収録』取り組まれている風景にまたひとつ出会えました。なんと今回は1年生の皆さんです。
合唱としてはまだ難しいところは有るかもしれませんが、この曲の特徴の”リズミカルでキャッチボールのような”掛け合いが、低学年の皆さんにも興味を持ってもらえたかもしれません。
セミナーや講話などで必ずリクエスト頂く『かならず かならず』が、年月を経ても広く親しまれて歌い継がれることを願って、さらに新しいものも発信を続けていきたいと思います。
瀬戸市立深川小学校の皆さん、先生方、歌ってくださってありがとうございました。

掲載のご許可を頂いております

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2015年6月10日水曜日

『長岡市 音楽の力を高める会 合唱指導研修会』

新潟県長岡市で開催されました『音楽の力を高める会 合唱指導研修会』の講師にお招き頂きお伺いいたしました。
会場に向かうの車窓からの景色は、まだ雪が残る山々と米どころの通り緑の田んぼが続きます。あと何ヶ月かすると黄金色の稲が揺れるであろう情景が目に浮かびました。

今講習では『自作の紹介』と『作品作りのエピソード』などの講話とご指導をさせて頂きました。
限られた時間ではございましたが、作り手である自分自身で拙作についてお話しすることができ、ご参加頂いた皆様からまたこちらにフィードバックして頂くことも多く、新たな向上心や気付き満載の一日でした。

ご準備や当日のサポートなどご関係の皆様、ご参加頂きました諸先生方、出版社のご担当様、ご尽力に御礼申し上げます。また、こういった貴重な体験のオーダーをして頂き、作家として大変光栄に思っております。少しでも何かをお伝えできていれば嬉しいです。
またお目に&お耳にかかれますように。

大きな窓の気持ちのよい空間でした

2015年6月3日水曜日

『New Song ライブラリー 【同声編②】永遠のキャンバス』


『卒業の日』
は、混声三部版で既に刊行されておりましたが、同声二部版も収録になりました。形態変えリアレンジは混声版制作時に既に作っておりましたので、今回の収録でまた幅広く親しんで頂けたら嬉しいです。

「バリアンテ号」勇敢な船』は、ダイナミックでテンポよく歌える曲に仕上がりました。『きょうのよき日さようなら 』は、ゆったりと穏やかに歌えます。
いずれもコンパクトで取り組みやすい曲だと思います。

クラス合唱の名だたる作家の皆様と同じ曲集でご一緒させて頂きとても光栄ですが、中でも『愛をあげよう』(作曲/三宅悠太 作曲/おかべてつろう)が「こどもの国」開園50周年記念式典に於いて、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、町田市立鶴川第二小学校の皆さんによって初演されたという、とてもとても素敵なニュース報道がありました。
歌のご縁がいろいろな場面、いろいろなタイミングで繋がっていくリアルをこんなに身近に感じられて驚きと感動を新たにしています。三宅先生、おかべさん、鶴川第二小学校の皆さん、ご指導の眞鍋なゝ子先生、制作に関わられた全ての皆様、おめでとうございます。
そんな愛にあふれる作品、様々な場面で歌える魅力的な作品全19曲です。
ぜひどこかでお目に&お耳にかかれますように。

レコーディングの様子はこちらから



おなじみの装丁で今回はきれいなオレンジ系です

2015年5月26日火曜日

『小学生のための心のハーモニー ベスト!』

この3月に音楽之友社から発売になりました小学生のための心のハーモニー ベスト!全10刊のタイアップCDビクターエンタテインメント)が届きました。

以前にもアップいたしましたが、拙作は第1巻●入学式・迎える会の歌に『ここは友だちせいさくじょ』と第8巻●たのしい音楽会の歌①に『地球を歩け』が収録されております。
TDとマスタリング以前のラフmixのみを聴いておりましたので、完パケた音ももちろんですが、曲順に添って聴いてみたときの聴き応え、ジャケットや歌詞カードの可愛くも主張のあるデザインをはっきり見ることができて、この充実した大きなプロジェクトに関わらせて頂けたことに改めて感謝と光栄な気持ちを感じています。

『地球を歩け』は昨年の●教育音楽 小学版 2014年7月号に掲載頂き、『ここは友だちせいさくじょ』は同じく●教育音楽 小学版 2014年5月号に掲載して頂き、歌ってくださったお便りも頂戴していました。

体育館や教室、帰り道、放課後。先生とお友だちと、時にはひとりで。
いろいろな場面で歌が歌い継がれて親しまれていきますように。
ご関係の皆様、お世話になりました。これからもよろしくお願いいたします。

そうそうたる作品群に関われて光栄です!

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2015年5月23日土曜日

『僕らの声は旅をする』のご感想

メインサイトの管理をしてくださっている制作会社のページからたまたま拙作を聴いてくださった方から、曲のご感想が届きました。
同声合唱曲集『僕らの声は旅をする』(カワイ出版刊の)表題曲『僕らの声は旅をする』です。(お寄せくださったハンドルネーム菜の花さんのご了承を頂きました)

「僕らの声は旅をする」拝聴させていただきました。
思うに、十代のときに聞いていたら、僕はどんなだったろう、どう感じたろうと、思いました。もっと早く聞きたかった。同じ十代でも、あの日の十代とこの日の十代と、様々な時に聞いてみたかった。

ひとつの歌に、ご自分の思いを重ねて聴いてくださって、とても嬉しく暖かい気持ちになりました。と同時に、歌というのは心に流れていくものなので、上手く言えないのですが、何か責任のようなものさえ感じました。
子どもの頃から何十年、多くの歌に助けられ教えられてきましたが、今でも歌える曲があります。自作がそんな風に旅を続けてくれたらな、、と思いながら、何度も頂いたご感想を読み返しています。
また改めて自作を知り、出会い直すことができました。
お寄せくださった菜の花さん、ありがとうございました。



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メインサイト『Works』ページをカテゴリーに分けてメニューを見やすく更新して頂きました。

2015年5月19日火曜日

『教育音楽 中学高校版 6月号』

3月に音楽の友ホールで開催されました『第31回中学校公開授業研究会』のレポートがこの18日発売の『教育音楽 中学高校版 6月号』に掲載されています。
いくつかのセッションの中、『新曲指導』では〔新・中学生のクラス合唱曲集〕 ●奇跡に収録の作品を中心に行われ、拙作『始まりのさよなら』も田中安茂先生にご紹介いただきました。
文章でレポートを拝見して、また改めて自作に出会えたような感覚を覚えました。
自分の言葉で直接自作についてお話しできることは、作り手として大変光栄なことです。ご関係の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
またお目に&お耳にかかれますように。

自分の中で”合致した”曲です
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2015年5月17日日曜日

『袋井•森地区中学校 音楽科研究発表会』

静岡県の『平成27年度 袋井•森地区中学校 音楽科研究発表会』にお伺いいたしました。
拙作『合唱と吹奏楽のための【WAKE!】』を、袋井市立袋井南中学校の皆さんが初演しくださいました。
ご指導は、いつも応援してくださる山﨑扶美代先生です。
3月に開催された『クローバーコンサート』では、同じ形態(合唱と吹奏楽)の『卒業の日』(*同声二部/混声三部合唱版は教育芸術社刊)も演奏してくださいました。

前回のクローバーコンサートの会場も、今回の会場である森町文化会館ミキホールも、とてもきれいで規模もちょうどいい感じの心地よい空間でした。
新学期が始まって間もなくでの演奏会ですので、部員さんも先生方も慌ただしい中での練習期間だったとお察しいたしますが、各校の表情が出ていた演奏だったと思います。

今回は『卒業の日』以上の小編成を試みたので、山﨑先生にはパート構成その他アドバイスやご提案を頂き、経験値を上げることができました。
実際の音出しをして頂くことで、自作をまた改めて知ることができます。
また箏曲部のハイレベルな演奏もあり、新たな”人と音”との出会いもありました。
先生方、演奏してくださった皆さん、ご関係の皆様、本当にありがとうございました。

ステージングや立ち位置も参考になりました

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2015年5月13日水曜日

『合唱と吹奏楽のための「WAKE!」』

合唱と吹奏楽のための拙作『WAKE!』を、静岡県の袋井南中学校の吹奏楽部の皆さんが演奏してくださることになりました。
ご指導はいつも応援してくださっている山﨑扶美代先生。
3月に開催された『クローバーコンサート』でも拙作『卒業の日』の合唱と吹奏楽版(合唱は教育芸術社刊)を演奏して頂きました。
短い練習期間にもかかわらず取り上げてくださって大変うれしく光栄に思っています。
特に合唱と吹奏楽の形態では、まだまだ経験値を上げていかなければいけない自分なので、キャリアの豊富な先生方や部員の皆さんのリアルな感想を聞かせて頂きながら、また進んでいけたらなと思っています。

ご盛会を!^^!

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2015年5月3日日曜日

『ウイーン少年合唱団とマイヤ プリセツカヤ』

ウイーン少年合唱団の来日公演と、20世紀最高のバレリーナと言われたマイヤ プリセツカヤさんが亡くなったニュースを見て気持ちがキューっとなり、記憶が一気に40年以上前に呼び戻されました。

私の通っていた所沢市立清進小学校は、当時合唱クラブの強豪校でした。
顧問の先生がそれはそれは厳しくて。。。。
細かな記憶は定かではないのですが、自分はその厳しさに落ちこぼれてついて行けなかった方に入ってしまいましたっけ。
そんな頃、初めて『ウイーン少年合唱団』の名前を聞きました。
クラブを続けていた友達が来日公演に行ったそうで、その感動ぶりを「響きで歌っていた、響きで聴かせる」としきりに言うのです。当時の私は『響きで歌う、聴かせる』の意味がよく分かりません。でも友達の訴えるような説明に「相当な感動を知って伝えたいんだな」ということは確かに感じました。
今年は来日60周年記念公演ということで、これまで以上にニュースになっていますね。
友達が熱心に語っていた教室の場面、色あい、匂いまではっきり思い出されます。

同じ頃、同級生にバレエを習っている子がいました。当時は今よりもまだまだバレエという習い事は『特別』でした。
お金持ちというか、お嬢様というか。。。
その友達の口から『マヤプリセツカヤ』(当時のニュースでは確か”マヤ”と発音していた記憶があります)の名前を初めて聞きました。
子どもでしたし、ロシア風の外国語の名前にピンと来ず「カクカクした言いづらい名前だな」なんて思ったことを覚えています。
多分、来日公演などをしていたのでしょう。ほどなくニュース映像でプリセツカヤさんの踊る場面を観ることができ釘付けになりました。
両手を横にして羽根のように柔らかく動かしながら上下させ、優雅に舞台上手から登場するところでした。それはまるで”つくりもの”のように滑らかな動きで、子ども心に衝撃でした。間接が普通の人の何倍もあるように見えました。

どちらも40年以上前のできごとですが、なぜかこのふたつは鮮明に記憶の引き出しに残っています。
2つのニュースでいろいろ思い起こしています。
『響きで歌う、聴かせる』と言われてよく分からなかった当時の自分は、今の自分を見て苦笑いでしょう。

詩と作文が好きでした

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2015年4月26日日曜日

同声二部合唱『かならず かならず』

新生活や新学期の出会いやお別れ、変化の時間を過ごすことが多いこの季節ですが、拙作『かならず かならず』は歌の旅をしているようで、さりげなく嬉しいおたよりを頂戴します。
同声二部合唱『かならず かならず』は、教育芸術社から2008年発売された曲集小学生のための合唱曲集♪『光る夏』に収録されています。
作ったのはさらにその前なので、私とも長い付き合いとなりました。

「かならずかならず 乗り越えられる 新しい朝をくり返すように」
の歌詞の部分を口ずさんでいます

という嬉しいメッセージを親御さんの方からも頂くこともあり、年代を問わず親しんでいただけたらなと改めて歌の持つ、音楽の持つ、歌詞の持つ力を感じています。

昨年は『2分の1成人式〜10才のありがとう〜』に別ヴァージョンでの収録もあったり、歌ってくださる合唱祭に呼んで頂いたり、私自身が折々に『かならず かならず』から力をもらっています。
絶望感や崖っぷち感(今思えばまだまだ甘かった〜)から生まれて何年も経ちましたが、自分が子どもの頃から今でも口ずさんでいる歌のようになれたらなと、こっそり夢みています。

改めて目次を見ると錚々たる作家の皆様が。。。

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