2015年4月26日日曜日

同声二部合唱『かならず かならず』

新生活や新学期の出会いやお別れ、変化の時間を過ごすことが多いこの季節ですが、拙作『かならず かならず』は歌の旅をしているようで、さりげなく嬉しいおたよりを頂戴します。
同声二部合唱『かならず かならず』は、教育芸術社から2008年発売された曲集小学生のための合唱曲集♪『光る夏』に収録されています。
作ったのはさらにその前なので、私とも長い付き合いとなりました。

「かならずかならず 乗り越えられる 新しい朝をくり返すように」
の歌詞の部分を口ずさんでいます

という嬉しいメッセージを親御さんの方からも頂くこともあり、年代を問わず親しんでいただけたらなと改めて歌の持つ、音楽の持つ、歌詞の持つ力を感じています。

昨年は『2分の1成人式〜10才のありがとう〜』に別ヴァージョンでの収録もあったり、歌ってくださる合唱祭に呼んで頂いたり、私自身が折々に『かならず かならず』から力をもらっています。
絶望感や崖っぷち感(今思えばまだまだ甘かった〜)から生まれて何年も経ちましたが、自分が子どもの頃から今でも口ずさんでいる歌のようになれたらなと、こっそり夢みています。

改めて目次を見ると錚々たる作家の皆様が。。。

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2015年4月14日火曜日

『甦ってきた箏曲「Familiar」』

自分の音楽のルーツは2歳前(遡れば母のお腹の中に居る頃から?!)からやっていたお琴(山田流箏曲*普通は一般的なお琴と言いますが、本当は琴と箏は違うそうです)と地唄お三味線です。

今まで色々な場面や色々なジャンル、機会で演奏や作ることを続けてきましたが、実は以前に箏曲作品も作曲していました。2003年に、当時母とその邦楽仲間のグループで極々極々小規模な演奏会をしまして、その時に初めて作りました。
タイトルを『Familiar=ファミリア』としました。
家族の始まりや喜怒哀楽の多くの道程を、幾つかの色彩(音色と箏曲ならではの多彩な奏法)で表現した一曲でした。

その後全く自分すらその存在を忘れるくらいだったのですがここ数年、いろいろな講習会や審査等にお招き頂き、合唱だけでなく合奏、管弦楽、邦楽などなど、自分のルーツを改めて思い出し思い起こせる機会を持ちまた、箏曲部のご指導もされている先生にも懇意にして頂ける機会が増えたことも有り、自作の箏曲の存在をぐわ〜〜〜〜っと思い出しました。

ご指導の先生からのリクエストも頂戴し、何とか思い出しながら自分流の譜面(邦楽譜面ソフトのフォーマットを持っていないため)で作成しようと思いましたが、奇跡的に2003年の作曲当時の資料のコピーが見つかりました。

早速、自分流の譜面で(邦楽譜面ソフトのフォーマットを持っていないことには変わりなく。。。)よそ様が見ても分かる譜面を仕上げました。
弾き試しながら「難しい曲やなぁぁ。。。」とか苦笑しながら..^^:

でも、不思議なことに(いや、必然なのか?)、普段作るいわば洋楽(日本以外の外国音楽という意味ではなく邦楽ではないという意味)と、10年以上前に作った邦楽(箏曲やお三味線)の作風と、やっぱりどこか今と共通した雰囲気があるのです。(三つ子の魂はこんなところにも。。。)

そんなわけで、今、とある中学校の箏曲部の皆さんが実際に音出しをしてくださる準備を始めてくださっています。
”本当の初演”が夢ではなくなってきたかもしれません。

子どもの頃、お稽古が嫌で練習が嫌でしょうがなかったことが、こんなに喜びを感じさせてくれるなんて、、、、また音楽に助けられています。
(実は正確にはお稽古や練習が嫌だったのではなく、常に家の中で母やお弟子さんの弾く箏曲やお三味線が流れていたので、聴いていた曲はいつのまにか全て耳で覚えてしまっていたんです。なので生意気な小中学生の頃は『おけーこなんてさっっ!いつでも弾けるわい!』とか思っていたわけで、、、まったくいやな子でしたねぇ。。。--;)

もうひとつ、吹奏楽の新曲の音出しの機会も頂けるかもしれないので、とにかく小さなことでくよくよしないで(なるべく。。。。だがしかーしこれがむずかしい。。)音楽家としての自分を少しでも少しずつでも進ませられるようにしていきたいと思います。

応援してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。
またご報告ができますように。。。

『Familiar』その他のお問い合わせはいつでもウエルカムです!

2015年4月13日月曜日

『ユースシンガーズ&ユースメンズクワイア コンサート』

NHK児童合唱団 第7回ユースシンガーズ&第2回ユースメンズクワイア コンサートにお招き頂き拝聴いたしました。
小学生の団員のいないユーすだけのコンサートならではの重厚さやよい意味での大人っぽさ、深さを感じました。
挑戦を感じる大曲、いつまでも心に残る唱歌や優しいポップス。
みんなみんな素晴らしかったです。
毎回お招き頂けることに感謝し、演奏に感謝し、ご指導と団員皆様に心より御礼申し上げます。
(余談ですが、件のJRの柱の事故の影響で駅周辺や途中の人人人、、、、、に皆様大変でしたね。。)

またお目にかかりましょう!
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2015年4月7日火曜日

『新刊お知らとお礼』

いつもお立ち寄り頂きましてありがとうございます。
年明け頃から録音などが続き、再収録や新譜、いくつか新刊が発行されました。
これからの始まりの季節やセレモニーの時期にぴったりの曲や、タイミングを問わず取り組みやすいクラス合唱向けのコンパクトな曲など、拙作ながら多くの現場にお薦めしたい歌たちです。
自分への励みも含め、僭越ながらいくつかまとめてみました。
どこかでお目に&お耳にかかれましたら光栄です。
(楽譜はすべて音楽之友社刊です。タイアップCDはビクターエンタテインメント刊です)

*範唱CD付きです。サイトから試聴もできます。
『いのちのバースデー』は易しく優しい、コンパクトな一曲です。お誕生日の人の名前を入れて歌える箇所もあります。子どもだけでなく、大人が歌っても生まれて来たことに改めて感謝できるような包み込めるような曲になりました。

タイアップ準拠CDがビクターエンタテインメントより同時発売されています。
デレクションとエンジニアさんのお力のおかげです
各種ネットショップより購入&ダウンロードも出来ます。
『ここは友だちせいさくじょ』は、これからの多くの小学校で行われる一年生を迎える会などに合う、楽しくてちょっとコミカルな一曲です。
ドキドキとワクワクの新入生に上級生が励ましてあげたり、新入生に限らずちょっとクラスの歩幅が揃わなくなってしまった時など、みんなの気持ちの輪を繋ぎ直すことが出来そうな一曲です。

『地球を歩け(同声)』
この全10巻が先生方のスタンダードになりますように


タイアップ準拠CDがビクターエンタテインメントより同時発売されています。
チーフエンジニアさんはもちろんアシストさんの妙技も素晴らしいのです!
『地球を歩け』はクラス合唱向けですが、歌い心地が優しいだけでなく同声易しさの中にもスケールの大きさが感じられる一曲です。


〔新・中学生のクラス合唱曲集〕●奇跡 全曲収録CD付き楽譜に収録
『始まりのさよなら』(混声)
このシリーズは2年ぶりに(前回は『いつかこの海をこえて』)収録になりました
『始まりのさよなら』は、混声らしい音域とレイヤー表現で、男子も女子もクラスみんなが"前に出て歌いたくなる気持ち”を目指しました。
先日の3月16日の記事にも書いてしまいましたが、この曲は作り手として作り上げるために必要と思われる多くのカテゴリーが自分の中で”合致”した、という感覚のある一曲に仕上がった感触があります。
評価をなさるのは歌ってくださる方でありオーディエンスの皆さんであることは確かなんですが、すみません。書かせてください。

以上です。
企画や編集、録音、演奏団体の皆さん、ご指導の先生方、ご引率の保護者の皆様、目に見えない場所でご尽力頂いている皆様、本当にお疲れさまでした。
心からお礼尊敬申し上げます。
これからも歌に負けないように進んで参ります。

お問い合わせやご感想などいつでもウエルカムです。
今後とも何とぞよろしくどうそお願いいたします。
またお立ち寄りください!

2015年4月4日土曜日

『鶴川第二中学校•鶴川第二小学校合同合唱演奏会』

町田市民ホールで開催されました鶴川第二中学校•鶴川第二小学校合同合唱演奏会にお招き頂き拝聴いましました。
前回もお伺いさせて頂きましたが、本当に本当に大変なご盛会です。
アイドルのコンサートのごとく、今、もっともチケット入手困難な合唱演奏会といっても過言ではないでしょう。

鶴川二小の皆さんには、昨年は自作同声『今日のよき日さようなら』を演奏して頂き、近々ではレコーディングでもお世話になりました。
鶴二中の皆さんも声の幅や奥行き、OB.OG皆さんを含めた迫力と声量と清涼感、もう、私の拙い感想の言葉は無用です。演奏の場に居られた事に感謝です。
低学年の皆の集中力にも拍手拍手!です。

コンクール、練習、本番、レコーディング、そして普段の授業。。。。。
ずーっとがんばってこられた児童、生徒さん、ご関係の皆様、諸先生方、ピアニストの先生方、そして真鍋なな子先生、真鍋淳一先生。本当にお疲れさまでした
なな子せんせいの”ハスキーヴォイス”にご苦労と充実感を感じ、自分も拙いながら歌作りに携われる喜びを再認識し、余韻に浸りながら帰路につきました。
皆様、本当にありがとうございました。

AKBより忙しい子どもさんたち頑張った!^^!

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2015年4月1日水曜日

『教育芸術社主催 Spring Seminer2015』

教育芸術社主催のSpring Seminerに今年もお伺いいたしました。
毎回、同声合唱、女声合唱、混声合唱の新曲が各2曲づつ発表されます。
著名な作曲家の皆様による直接の説明とご指導、モデル団体の演奏と、本当にリッチな内容のセミナーです。
6曲発表されましたが、6曲とも作詞と作曲が違う先生で、詞と音が違う作り手によって一体化し整合性がなされ完成されてると感じました。
自分は作詞と作曲を同時に行うこともありますし、他の作詞家の作品から歌にしていくこともありますが、どんな場合でも”歌作品”としてのクオリティを上げ、ターゲット見合う作品を作っていこうと改めて関じ、勉強になった時間でした。
素晴らしい演奏を聴かせてくださって皆様、ありがとうございました。

今年もご盛会おめでとうございます

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